旧羽前街道(きゅううぜんかいどう)
自然
自然豊かな歴史を感じられる道
旧羽前街道は、現在の蔵王町宮~永野~四方峠~川崎町、そして笹谷峠へと抜ける古道です。その歴史は古く、平安時代には既にこの道が使われていたといいます。 山道は、今も昔ながらの峠道が残っており、蔵王町の歴史が詰まっています。展望櫓では、天気のよいときには遠く太平洋を望むこともできます。
現在でもほぼ昔どおり使い続けられている羽前街道の道筋ですが、ほとんどの区間では、暮らしぶりの変化に合わせて道幅を広げたり、舗装したりしているため、昔のようすをうかがい知ることはできにくくなっています。しかし、猿鼻宿(さるはなしゅく。現在の花町)を経て川崎へと向う峠道だけは、曲がりくねった昔ながらの山道が保存されています。
この峠道は、地元住民の手によって散策路「旧羽前街道保存地区」として整備されています。全長1㎞ほど、道幅3mほどで、林の中を縫うように続いています。頂上の「四方峠(しほうとうげ)」は、「四方すべてが坂で、上りきると四方全てが見渡せる」ことから、かつては「四方坂(しほうざか)」と呼ばれていました。今では一帯が山林となっているため、その名前どおりの眺望を得ることはできませんが、頂上にある展望櫓からの眺めは抜群で、天気のよいときには遠く太平洋を望むこともできます。
- 郵便番号
- 989-0831
- 住所
- 宮城県刈田郡蔵王町平沢
- 電話番号
- 0224-33-2328(生涯学習課文化財保護係)
- 交通アクセス
- ミヤコーバス「平沢」バス停下車、車10分