5,500点以上のこけしを展示!東北各地で発展した伝統こけしの奥深い世界に浸ろう。「みやぎ蔵王こけし館」

5,500点以上のこけしを展示!東北各地で発展した伝統こけしの奥深い世界に浸ろう。「みやぎ蔵王こけし館」

5,500点以上のこけしを展示!東北各地で発展した伝統こけしの奥深い世界に浸ろう。「みやぎ蔵王こけし館」

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5,500点以上のこけしを展示!東北各地で発展した伝統こけしの奥深い世界に浸ろう。「みやぎ蔵王こけし館」

宮城交通バス「遠刈田温泉湯の町バス停」より徒歩10分。「みやぎ蔵王こけし館」は、東北各地から集められた伝統こけしの展示、こけし工人による実演の見学や、こけしの絵付け体験も楽しめる博物館です。館内には5,500点以上のこけしが揃っており、その数は日本一です。県別、系統別、工人別に分かりやすく展示されており、各系統や作者の作風によってこけしは全く異なる表情を見せます。一人でもご家族でもグループでも楽しめますよ。

宮城交通バス「遠刈田温泉湯の町バス停」より徒歩10分。「みやぎ蔵王こけし館」は、東北各地から集められた伝統こけしの展示、こけし工人による実演の見学や、こけしの絵付け体験も楽しめる博物館になっています。
こけし館の館内を巡る前に、簡単に「こけし」についてご紹介します。こけしは、東北の山村に住む木地師たちによって作られた木地玩具で、温泉地で湯治客のお土産になっていました。こけしは子どもたちの遊び相手でもあり、幸せを守る縁起物としても重宝されました。一般的には球形の頭部と円柱の銅だけのシンプルな形をしています。
では早速館内へ。入口では和紙のこけしが迎えてくれます。1Fは展示コーナーで、全国の伝統こけしと木地玩具5,500点を、系統別に分かりやすく展示してあります。
館内順路に従って進むと、まず東北各地に伝わる様々な系統のこけしが並びます。北は「津軽系」から南は「土湯系」まで。
次はこけしコレクターの方々から寄贈された数々のこけしが現れます。木を削りだして作るこけしはもともと白色をしています。年月が経つと木の風合が出て色が黒っぽくなります。
館内には5,500点を超えるこけしが展示されており、その数は日本一です。こけしの形や表情はひとつとして同じものがありません。1本1本じっくり見ていけば、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
順路を進むと、次はこけしの製作工程や器具について分かりやすく展示解説しているコーナーです。
材料となる木は、ミズキ、イタヤカエデ、サクラなどで、木が水分を多く含まない冬季に伐採されます。
ろくろを使ってこけしの形に削り出していきます。こけしを削り出す器具も、時代とともに進化していることが分かりました。
順路をさらに進むと、入口に飾ってあった各系統のこけしが棚分けして飾られています。特徴的なものを少しだけご紹介しましょう。青森のこけしの中には、銅の部分に「ねぶた」が描かれているものがありましたよ。
岩手の伝統こけしの中には、頭部、銅ともに絵柄が描かれていないものもあります。
山形のこけしは銅がスッと細め。全体的に赤い色彩が目立ちます。
白石市に伝わる「弥治郎こけし」は頭部に描かれた黒いベレー帽のようなろくろ線が特徴。形や色彩は自由度が高くバリエーションが多彩です。
こけしには、古くから伝承されてきた「伝統こけし」と、新しいものを取り入れたフリースタイルの「創作こけし」「新型こけし」があります。伝統こけしには、系統の特徴に従う制約がありますが、作り手の癖や木地の形状によって1体1体表情が異なり、その奥深さが人々を魅了し続けています。
遠刈田にお越しの際には是非、「みやぎ蔵王こけし館」で伝統こけしの世界に浸ってみてください。
【ざおうさまの一言】
奥深きこけしの世界…一度ハマると抜け出せまい。
住所
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字新地西裏山36番地135
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